

COLUMN-4空き家だからこそ狙われる?!不法侵入者の手口と対策
空き家だからこそ狙われる?!不法侵入者の手口と対策
空き家は、放置されると不法侵入のリスクが高まります。
使っていない、使う予定がない家だからといって、そのままにしておくとさまざまなトラブルのもとになります。
不法侵入された場合、どのようなトラブルが起こるのでしょうか?ここでは、不法侵入されやすい空き家とその対策についてご紹介します。
不法侵入されやすい空き家とは
日ごろから不法侵入を考えている犯罪者にとって、人が長期間出入りしていない兆候がある家は、ターゲットになりやすいと言われています。
兆候とは以下の通りです。
・郵便受けにチラシが溜まっている
・雨戸が年中閉まったままである
・家の周りにゴミが溜まっている
・庭の雑草や庭木が伸び放題になっている
・外壁や屋根が修理されていない。
・窓ガラスが割れている
など
警察庁発表の 「令和3年の刑法犯に関する統計資料」 によると
住宅を発生場所とする侵入窃盗の手口の中で、空き巣が一番多く、その数は全体の約60%となっています。
侵入方法は、無締りの窓やドアからの侵入が一番多く 約41%、
次に、窓のガラスを破っての侵入で約33%、合鍵やピッキングで鍵を開けて侵入するのが約12%となっています。
このことから普段から人の目が届きにくい空き家は、より狙われやすいということがわかっていただけると思います。
不法侵入されたことによるトラブル
■不審者に住みつかれる
勝手に家財道具や電気・水道を使用されたり、内装や設備を壊されたりする恐れがあります。
生活ごみを放置され、害虫や害獣が繁殖してしまい、近隣に迷惑をかけてしまうことになることも。
また、様子を見に行った所有者が不審者と鉢合わせする可能性があり、大変危険です。
■盗難
家具や住宅設備などを持っていかれる可能性があります。
■火災
不審者のタバコの不始末から火事が起こる可能性や、放火による危険性が高まります。
使わない家だとしても、焼け跡の片づけや撤去に費用がかかります。
さらに近隣に火災が広がった場合は、損害賠償を請求されてしまう可能性もあります。
■犯罪拠点に使われる
振り込め詐欺グループの拠点やインターネットで不正購入した商品の受け取り場所など
人の目がない分、犯罪拠点として使われてしまう可能性が高まります。
不法侵入を防ぐには
所有者が訪れる頻度が高い家、もしくは新たに住む人がいる家 など、
家が管理されている状況を作っておけば、不法侵入の可能性は減少します。
所有者が管理する場合は、どういったところに注意すればいいのでしょうか。
まず、外観を整える必要があります。
具体的には、郵便物やチラシを回収したり、庭の雑草や庭木を手入れなどです。
また、簡単に侵入できないように 戸締りを強化することや窓の近くに足場を置かない
などの対策が必要です。
まとめ
知らないうちに不法侵入者が住んでいて、占拠された状態に陥ると解決が難しくなります。そうならないようにするためにも、適切に管理しましょう。
空き家は人の気配がないため、犯罪の被害に遭いやすくなってしまいます。
しっかりと管理して、空き家を犯罪から守りましょう。