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相続した家がなかなか売れない理由とは?売却前に確認したいポイント

2026年9月1日

               

カテゴリ: スタッフブログ, 空き家・不動産を売りたい方へ

親から家や土地を相続したものの、
「名義変更まではしたけれど、その後どうしたらいいのかわからない」
「売りたいと思っているのに、なかなか売れない」
「遠方にある実家なので、管理するのも大変」
このように悩んでいる方は少なくありません。

相続した不動産は、相続手続きが終わればすぐに売却できるとは限りません。

名義を変更したあとに何をすればいいのかわからず、そのまま時間が経ってしまったり、昔の契約内容や土地・建物の詳しい状況が分からなかったりすることもあります。

さらに、2024年4月から相続登記が義務化されたことで、
「登記はしたけれど、この家をこのまま持っていて大丈夫なの?」
と、急に不動産の今後について考え始めた方もいるのではないでしょうか。

この記事では、相続した家がなかなか売れない理由と、売却前に確認しておきたいポイントについてわかりやすく解説します。

  • 相続した家がなかなか売れないのはなぜ?

相続した家が売れない理由は、「家そのものに問題がある」とは限りません。
相続不動産ならではの事情によって、売却の準備が進まなかったり、購入希望者が判断しづらかったりするケースがあります。

代表的な理由として、次のようなものがあります。
・名義変更後の手続きをどう進めればいいかわからない
・遠方にあるため、建物や土地の状況を把握できていない
・古い家で、契約内容や権利関係がよくわからない
・境界や接道など、売却に必要な情報が整理されていない
・長期間空き家になり、建物の状態が悪くなっている

つまり、相続した家を売却するには、単純に「売りに出す」だけではなく、まず現在の状況を整理する必要があります。

  • 名義を変えたけれど、その後どうしたらいいかわからない

相続が発生すると、まず相続人の確定や遺産分割協議などを行い、不動産の名義を変更することになります。

しかし、
「名義変更が終わったから、相続の手続きは全部終わった」
と考えてしまい、その後の不動産については手をつけないままになってしまうことがあります。

特に、現在住んでいる家ではない実家や土地の場合、
「いつか売ろう」
「もう少し落ち着いてから考えよう」
と思っているうちに、何年も経ってしまうことがあります。

その間にも、空き家であれば建物の劣化や庭木の管理などが必要になります。

国土交通省も、空き家は放置する期間が長くなるほど老朽化や損傷が進み、売買や賃貸が難しくなる可能性があるとしています。

相続した家を使う予定がないのであれば、早い段階で「住む・貸す・売る・解体する」など、今後の方向性を考えておくことが大切です。

  • 相続登記の義務化で「早く何とかしなければ」と焦っている

2024年4月1日から、相続登記の申請が義務化されました。

原則として、不動産を相続したことを知った日から3年以内に相続登記を申請する必要があります。正当な理由なく申請を怠った場合は、10万円以下の過料の対象となる場合があります。

そのため、
「相続登記をしなければいけない」
ということをきっかけに、これまで放置していた実家や土地について考え始める方もいるでしょう。
ただし、登記をしたからといって、その後すぐに売却しなければならないわけではありません。

大切なのは、
「名義を整理すること」と「その不動産を今後どうするか」を分けて考えることです。

売却するのか、しばらく所有するのか、活用するのか。
まずは現在の状況を整理してから判断しても遅くありません。

  • 遠方の家は、管理するだけでも大変

相続した家が現在住んでいる場所から離れている場合、売却以前に管理そのものが負担になることがあります。

例えば、
・定期的な換気
・雨漏りや建物の確認
・庭木や雑草の手入れ
・郵便物の確認
・台風や大雨の後の点検
などが必要になります。

自宅から車で数時間かかるような場所であれば、頻繁に訪れることも簡単ではありません。

さらに、実際に現地へ行かなければ、
「建物のどこが傷んでいるのか」
「土地はどのような状態なのか」
「隣地との境界はどうなっているのか」
といったことも把握しづらくなります。

国土交通省も、遠隔地に住んでいて自分で空き家を管理することが難しい場合には、空き家管理業者などの利用を検討するよう案内しています。

  • 昔の契約書や資料がなく、不動産のことがよくわからない

相続した不動産では、
「親が昔買った土地なので詳しいことがわからない」
というケースもあります。

例えば、
・土地を購入したときの契約書が見つからない
・建物の資料が残っていない
・境界がどこなのかわからない
・増築した時期がわからない
・道路や私道について詳しく知らない
・隣地との取り決めがわからない
などです。

特に古い不動産の場合、現在の所有者である相続人が知らない情報が残っていることもあります。
このような状態では、買主に説明するための情報が不足してしまい、売却を進めるうえで確認が必要になることがあります。

だからこそ、相続した家を売却するときは、最初に「何がわかっていて、何がわからないのか」を整理することが重要です。

  • 相続した家を売るには、まず「不動産の状況整理」から

相続した家を売却するとき、いきなり売り出す必要はありません。

まずは、
① 名義を確認する
現在の所有者が誰になっているのかを確認します。

② 土地・建物の状況を確認する
土地の面積や建物の築年数、現在の状態などを確認します。

③ 権利関係や法令上の制限を確認する
接道状況や用途地域など、売却に影響する条件を確認します。
一般の方が確認するのは難しい場合もあるので、不動産業者等に手伝ってもらう方がよいでしょう。

④ 契約書などの資料を確認する
手元に残っている契約書や建物の資料などを整理します。

⑤ 売却価格の目安を知る
現在の市場でどの程度の価格で売却できる可能性があるのかを確認します。

このように順番に整理していくと、
「売却するには何が必要なのか」
が見えやすくなります。

  • 「売れない」のではなく、売却するための整理ができていないこともある

相続した家が長期間売れない場合、
「この家には価値がないのでは?」
と思ってしまうかもしれません。

しかし、実際には不動産そのものの価値だけが問題とは限りません。

相続した不動産は、
・情報が不足している
・管理ができていない
・権利関係が複雑
・建物の状態がわからない
・売却価格の設定が難しい
など、売却前に整理することが多くあります。

そのため、まずは「売れない」と決めつけず、何が売却の障害になっているのかを確認することが大切です。

  • まとめ

相続した家がなかなか売れない理由は、物件そのものだけにあるとは限りません。

今回のポイントをまとめると、
・名義変更後に何をすればいいかわからず放置してしまうことがある
・相続登記の義務化をきっかけに不動産の今後を考える方もいる
・遠方の不動産は管理や状況把握が難しい
・昔の契約書や資料がなく、詳細がわからないケースもある
・空き家は放置期間が長くなるほど管理負担や売却の難しさにつながる可能性がある
・まず不動産の状況を整理することで、売却への道筋が見えやすくなる
・不動産屋によって扱える不動産が異なる・得意分野が異なる
・専門の不動産屋を見つけることがキーポイントになる
ということになります。

  • 最後に

相続した家は、
「とりあえず名義変更はしたけれど、その後どうしたらいいかわからない」
という状態になりやすい不動産のひとつです。

特に、現在住んでいる場所から離れた実家や、昔から所有している土地の場合は、契約内容や建物の状態など、所有者自身も把握できていないことがあります。

静岡市で不動産売却を専門に行っている当社では、相続した不動産について、現在の状況を整理しながら売却方法を検討するお手伝いをしています。

「売れるかどうかわからない」
「まずは今の家の価値を知りたい」
「何から手をつければいいのかわからない」
という段階でも問題ありません。

相続した不動産をどうするか迷っている場合は、まず現状を整理してみることから始めてみませんか。
売却を急がせることなく、現在の状況やご希望に合わせて、今後の選択肢を一緒に考えていきます。